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これは、SEXの際に、避妊を忘れたり、失敗したり、又はレイプされて
しまったような場合、言い換えると、「無防備なSEX」をしてしまった場合に、
SEXから72時間以内に、女性が決められた用量のピルを服用して
妊娠するのを防ぐ方法です。

現在、避妊用に毎日飲むピルは、低容量ピルが主流ですが、
この緊急避妊法では、中・高用量ピルを用いて行います。

この方法は、ヨーロッパやアメリカでは20年前から行われていた
もので、性交後避妊法とか、アフターピルとか、モーニングアフターピルなどと
呼ばれています。

受精から着床までは、だいたい7日間かかりますので、
この期間に、子宮内膜に薬を効かせて、受精卵を内膜に
着床できなくさせてしまおう、というのがこの方法の
基本的な理論です。

現在最もポピュラーな緊急避妊法として、ヤッペ法というものが
ありますが、これは、エストロゲンとしてエチニルエストラジオール200μg、
プロゲステロンとしてレボノルゲストレル1mgを総量として
用いるものです。

当院クリニックでも、日本でこの緊急避妊が行われるようになった時から、
様々な投与方法、投与量を試みましたが、最終的には、
プラノバールというピルを用いることになり、投与量も全くスタンダードなものを
採用しています。

つまり、性交の72時間以内⇒プラノバール2錠服用⇒12時間後⇒同2錠服用

このように使用することになります。

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