記事の詳細

当院ではトレチノインを用いたしみ治療を行っています。

この薬剤は、米国内ではFDA認可を受け、しみ・しわの薬として
非常に多くの方に用いられておりますが、
現在、我が国において、トレチノインを用いた治療は、
正式には認可されておりません。
ただ、その効果と安全性に関しては、米国での使用経験からも
すでに実証済みですので、東京大学の吉村教授主導のもと、
国内での使用が開始された、との経緯があります。

ここでは、基本的なプロトコールをご紹介いたします。

顔のしみ治療の基本となるプロトコールです。
まずは以下の方法で治療を開始しましょう。

1  まず、石鹸で洗顔します。良く泡立ててごしごしこすらないようにしましょう。

2  化粧水 刺激の少ないもの。適度な保水成分を含むもの。

3  ビタミンC誘導体ローション 高濃度のもの(当院では10%)。広く使用します。

4  トレチノインゲル(黄色いゲル)を、しみの部分からはみ出さないようにベビー綿棒で
   薄く丁寧に塗り、乾かします(1-2分)。
  ・はじめは1日2回(朝、晩)ご使用ください。(医師の指示に従ってください)
  ・赤みが強くなってきたら夜のみ1回お使いください。
  ・境界がはっきりしているときは、なるべくしみのふちから出ないようにしてください。
  ・反応、刺激が強すぎる時はトレチノインのみをお休みして、医師に相談しましょう。

5  ハイドロキノンクリームを塗ります。
   これは指で、広くはみ出して(例えば顔全体に)塗ってください。
   ハイドロキノンは必ず朝、夜2回使いましょう。

6  朝は、日焼け止めクリームもしくはUVカット入りの化粧下地クリームを塗ります。
   強くこすらずに、上に重ねて置く感じで塗ってください。
   余分な分はティッシュペーパーなどで静かにふき取りましょう。

7  お化粧をする場合は、クリームやパウダー(UVカット入り)のファンデーションを使います。
   コンシーラーやパーフェクトカバーなどのカバー用ファンデーションを使うこともできます。
   夜の場合は、オイルでカバーすると皮膚のツッパリ感や乾燥を防ぐことができます。

以上の塗り方は、治療開始時の塗り方です。
治療が進むにつれ、薬の内容、塗り方等が多少変わってきます。

上記1から7までのように、トレチノインを用いた(ONの)時期を2週間
その後、1から7の4(トレチノイン)を除いたOFFの時期を2週間
当院では、このトータル4週間を1クールと定めて治療を行っています。

注意
数種類のしみが顔にある場合、いつくかの順番をつけて治療を進めることがあります。
通常は濃いしみを優先して治療を進めていきます。
角質が肥厚していて薬の浸透が悪いと思われる場合などは
レーザーを優先することもあります。

関連記事

WEB 問診票 - 事前記入で診察がスムーズに

診療予定

ページ上部へ戻る