理仁会とは

1946年、WHO憲章によって定められた健康の定義は、
「健康とは、単に病気や虚弱でないということではなく、
身体的、精神的、および社会的に完全に良好な状態である。」
というものです。

これは、健康という言葉に、
病気や疾病・障害などがない、「消極的健康」と、
良好な状態の増進という、「積極的健康(生きがい)」
という2つの意味があることを表しています。

また、健康の概念とは、決して絶対的なものではなく、
社会・経済状況、歴史的背景によって異なっていくものでもあります。

歴史的に考えれば、消極的健康に始まり、積極的健康が重視されるようになり、
1986年、WHOオタワ憲章では、健康を自己決定する権限、
「エンパワメント」が提唱されました。
これは、医療サービスが与えられるだけの一方的なものではなく、
受け手の主体的な取り組み、受け手と提供者の関係が重要だという
認識に基づいた概念です。

現在の日本において、人口は減少しています。
これはH23年に始まったもので、昔からそうであったわけではありません。
今まではわずかにでも増加していたのです。
その減少規模は、H23年にマイナス25.9万人、H24年にはマイナス28.4万人、
そして、H25年はマイナス23万人(概算)となっています。
問題はそれだけではありません。
第一次ベビーブームに生まれた世代が今65歳を迎え、ここから25年間、
第二次ベビーブームに生まれた世代が65歳になるまで、
日本の老年人口は増え続けるのです。

そうです。これからの日本は、かつて世界のどの国も経験したことのない程の
人口減少型の「少子高齢化社会」に突入していくわけです。
そうなると、体が弱った時に受けることになる、支援や介護サービス自体が、
それが必要なすべての人に行き渡らない可能性も出てきます。

医療法人社団理仁会が目指す健康とは、
「病気になりにくい生活習慣を身に着け、できれば病気にならない。」ことにあります。
支援や介護とは、できれば無縁でいられたらと考えます。
もちろん遺伝的要因の色濃い疾患などは、発症を防ぎきれないかもしれませんが、
それでも、程度が軽く、服薬量が少なく、元気で、自分で何でもできる、
何処へでも行ける、という状態でいてほしいのです。

若い方なら若い方なりの体の悩みや疾病があるでしょう。
まだ病気とは言えない程度の状態に陥っている壮年の方もいるでしょう。
そして検診等で、すでに高血圧や糖尿病などを指摘されてしまった
中年や高年期の方も大勢いらっしゃいます。

でも、遅すぎることはありません。わかった段階で是正すればいいのです。
もちろん、現在、病気を治療中の方でもあきらめる必要はありません。
急性疾患は、治療した後、再び罹らない工夫が必要ですし、
慢性疾患は、より良いコントロールを目指し、できれば完治までを狙い、
悪性疾患は、早く診断を付け、治療を受けた後、別の疾患の発生を防ぐ、
といった取り組みが大事なのは言うまでもありません。

医療法人社団理仁会は、みなさんと共に歩んでいきます。
我々の行う医療サービスに対し、その受け手であるみなさんが、
どんどん積極的に参加してきてください。
そして、周りの人にびっくりされるほど良いパフォーマンスを出してください。
我々は、いつでもみなさんの「健康自慢」を聞きたいと切に願っているのです。

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